昨日は医院を休診にさせてもらって、スタッフと講習会に行ってきました。
午前、午後の2部構成になっていて、午前中が患者さんとのコミュニケーションについて、
午後がインプラントのトピックについて、といった内容でした。
午前中の内容は歯科衛生士であり、心理カウンセラーのようなこともしている講師の先生による、
コミュニケーションについてのお話でした。そこでは患者さんの性格などを踏まえて、
説明の仕方を変えて、より診療について理解してもらう、といった内容のことが話されていました。
今までの自分の説明を振り返ってみると、患者さん一人一人のパーソナリティなどは全く考慮せずに、
画一的な説明をしていたような気がします。そうすると患者さんの理解が不十分のまま説明を終了してしまっていることが、
多くあるのではないかと反省しました。また、講習会では『インフォームド・チョイス』という言葉も使っていました。
『インフォームド・コンセント』という概念から、患者さんが理解して治療方法を選択する。というところまで進めていかなければ
ならないと強く思いました。これからの診療に生かしていきたいと思います。
後半部分はインプラントの各論部分でしかもアドバンスな内容でした。
正直かなり高度な内容だったので、明日からの診療に生かす、というものではなかったですが、
最新のトピックに触れることができて大変有意義なものでした。
もっと技量を身に着けて講師の先生ほどではないにしても、日常の診療のオプションを広げて、
患者さんにより多くの選択肢を提供できるようにしたいと思いました。
しかしこの後半部分はスタッフにとってはきついものだったかもしれません。
ほとんど理解できるものではない話を食事を終え、満腹になった午後に暖房の効いた部屋で聞かされるというのは
眠るなというのが無理な話で、そういう僕も気が遠くなる瞬間が何度か訪れました。
そんなつらい状況の中、みんな頑張って最後まで聞いていてくれました。
この体験がさらに歯科への興味を向上させるきっかけとなってほしいものです。
また機会があれば皆で行ってきたいと思います。