受動喫煙というものがあります。
他人が吸っているタバコの煙を吸うことですが、さまざまな健康被害が報告されています。
成人でもかなりの影響があるといわれていますが、発達期にある子供の場合はさらに強い影響があるということです。
例えば、虚血性心疾患、中耳炎、ぜんそく、呼吸器疾患などから、小児のメタボリック症候群、注意欠陥性多動性障害(ADHD)
などにも関連しているということだ。
また、歯科疾患にも影響があり、受動喫煙のある小児はそうでない小児と比べて、齲蝕(むし歯のこと)は2.0倍多く、
歯周病は1.4倍多いと報告されている。
影響を受けやすいのは、やはり家族が喫煙している場合で、特に母親が喫煙している場合に強い影響があるそうである。
子供の受動喫煙の状態は歯肉の色素沈着で判断できるそうである。
色素沈着が強い場合、家族の喫煙が疑われるということである。
ここまで書いて、ちょっと怖くなりました。歯肉の黒い子供は見たことはないけれど、もしかしたら見逃しているだけかもしれない。
その時点で指摘することができたらよい結果が得られるかもしれない。今まで何を見てきたんだろと思います。
甘いものやめるだけがむし歯予防ではないのだな。子供だけの責任ではないということでしょう。
指導の甘さを考えさせられます。
歯科で得られる情報はまだまだいろいろと増えてきそうです。
日々情報収集と、勉強が必要だなと感じました。