食事後の歯ブラシについて

皆さんは毎食後必ず歯を磨いていますか?

食事をしたらすぐ歯を磨かないと気持ちが悪い。そんな患者さんもいらっしゃいますが、

毎食ではないものの、そのような人はいると思います。

でも待ってください。そんな行為があなたの歯を傷める原因となっていたらどうしますか?

人が毎日とる食事の中には様々な食材が含まれています。『一日30品目取りましょう。』

なんていうことが推奨されているわけですからそれに近いぐらいの物を食べていても不思議はないわけです。

そうするとその食材の中にはいろいろな性質を持つものが含まれています。

その中でも、酸を含む食材は歯の表面に対してこうげきして歯を溶かしていきます。

また、糖質も口の中のpHを低下させて歯を溶けやすくすることが分かっています。

糖質のことについては『ステファン・カーブ』というのが有名で、砂糖を摂取するとすぐにpH

が下がり、その後ゆっくりと元に戻っていくということを示したグラフで、砂糖を摂取すると、

むし歯になるという証拠として昔から言われてきているものです。これによると、20分近くならないと、

元の状態に戻らないということで、その間は歯が削れやすい状態だといえると思います。

そんな中歯を磨いたりしたらどうでしょう。いつもなら大丈夫なぐらいの歯ブラシでも、

歯が削れてしまうのです。もちろん、体の方でも修復する作用があるので、すぐにわかるほど削れてしまうことはないでしょうが、

それにも限界があります。毎食後すぐに、念入りな歯ブラシをしたらどうなるか、お判りでしょう。

自分の健康のための歯ブラシが、逆の結果を招いてしまうなんてがっかりな話ですが、気をつけないといけなせん。

対応策としては、やはり食後20分程度は磨かないようにすること。食後すぐに水でうがいをして余分な酸などを洗い流すこと、

が効果的だと思います。時間がないときは困る話ですが、注意してくださいね