顎関節症について

最近口が開きづらい、朝起きると顎のあたりがだるい、口を開けたとき音がする、

口を開けるとき痛みがある。こんな症状がある人はいませんか?

もしかするとそれは顎関節症によるものかもしれません。

顎関節症とは、あごの関節や、口を開け閉めする際に用いる筋肉の障害により引き起こされるものです。

痛みを伴わず、音が鳴る人は、僕の周りにもそして僕自身もあり、それほど珍しいものではありません。

音が鳴る程度の状態であれば特に気にしなくてもよいと考えています。

しかも治そうとしてもうまくいかないことも多く、治療が無駄になってしまうこともあるので、

よっぽど気になっておかしくなりそう。など、相応の理由がない限りは様子を見た方がよさそうです。

しかし、痛みがある場合、口が開かなくなってしまう場合は話が違います。その苦痛を早く取り除かなくてはいけません。

そういう場合の治療ですが、さまざまな治療法があります。

まずは、急性の症状を取り除くための投薬治療です。これで十分症状が落ち着く場合もあります。

それから、かみ合わせが悪い部分を除去する咬合調整というやり方もあります。

これは、明らかにかみ合わせに原因がある場合、その部分を削ってかみ合わせをよくしていくやり方です。

親知らずが生えてきたためにそうなってしまうような場合もあり、その際には抜歯するという選択もあります。

このやり方は、悪い部分を除去するため適切に行えばかなりの効果が見込めます。

しかし、削るという行為は元に戻すということが理論上不可能なため、安易な選択はしない方がよいと思います。

顎関節症の原因は必ずしも口の中だけにあるとは限らないので、はっきり原因が確定できた時に行うのがいいと思います。

その他の場合はどうするのでしょうか。

僕が多用するのはスプリントと呼ばれるマウスピースを用いるものです。

これは、ただ単純にかみ合わせを拳上することによりあごの関節をリラックスさせるものから、かみ合わせによる

あごの動きを制限するものから開放したり、ある特定のかみ合わせを人工的に付与したりとさまざまなやり方が存在します。

これの良い点とは、マウスピースを付けているときだけ口の中に変化があり、よくないとわかった時には、それをやめてしまえば、

元の状態に戻すことができるという点です。そのため、まず、スプリントを入れてあごの状態をよくしてから、かみ合わせのチェックをして、

本来の顎の動きを阻害しているものがないかチェックし咬合調整するといったやり方もできます。

またご自身であごのマッサージをしてもらうやり方であるとか、日常生活の動きの改善であるとかでよくなる場合もあります。

もし気になることがありましたらお気兼ねなくご相談ください。